北くまもと井上産婦人科医院

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卵巣機能の低下と卵巣の老化緩和について

卵巣機能の低下と卵巣の老化緩和について 卵巣機能低下に関するレビューが発表されていましたので一部ご紹介いたします。 Reproductive Biology and Endocrinology (2022) 20:156 女性の出生率は、20 代前半でピークに達します。 その後生殖能力の低下が続き、 35 歳以降に顕著に低下すると報告されています。これは、異数性の増加と流産率の上昇に関連し、卵巣...

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新型コロナウイルスに対するワクチン接種が体外受精に影響するか?

新型コロナウイルスに対するワクチン接種が体外受精に影響するか? 疾病管理予防センター (CDC) の COVID-19 サーベイランス システムによると、COVID-19 感染症は妊婦の集中治療室 (ICU) への入院、人工呼吸器の必要性、および COVID-19 感染後の死亡のリスクが高いと報告しています。したがって、妊娠中または妊娠前の女性は、SARS-CoV-2 に感染しないように特に注意...

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新型コロナワクチンは体外受精に影響するか?

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治先生の記事からの引用です。 今回新型コロナウイルスワクチンが、体外受精の成績に影響するか検討した報告をご紹介致します。 Fertility and Sterility® Vol. 117, No. 6, June 2022 0015-0282 2019年12月に中国の湖北省で最初の症例が発見されて以来、コロナウイルス病2019(COVID-19)は世界中...

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ビタミンDと流産

ビタミンDと流産 今回ビタミンDと流産に関するメタアナライシスが発表されましたのでご報告いたします。  流産は身体的・心理的な負担を強いられ、妊娠の約15.3%におこります。世界的の女性の10.8%が1回、1.9%が2回、0.7%が3回の流産を経験しています。重要なことに、女性の不育症(RM; この報告では2回以上の流産と定義)のリスクは、流産ごとに10%増加し、3回以上の流産既往のある女性では...

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コロナ禍での体外受精(新鮮胚移植)

コロナ禍での体外受精(新鮮胚移植) 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治先生の記事からの引用です。 新型コロナウイルスが体外受精に影響するか調査した報告をご紹介致します。 Human Reproduction, Volume 37, Issue 5, May 2022, Pages 947–953 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2(SA...

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無症候性の新型コロナウイルス感染症のmRNAは生殖器系に検出されるか

無症候性の新型コロナウイルス感染症のmRNAは生殖器系に検出されるか 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治先生の記事からの引用です。 無症候性のSARS-CoV-2感染では生殖器系にmRNAは確認できなかったという報告をご紹介いたします。 Human Reproduction, Volume 37, Issue 2, February 2022, Pages 235–241 SARS-Co...

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亜鉛と妊娠

亜鉛と妊娠 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治先生の記事からの引用です。 亜鉛は、身体機能に必要な必須微量元素です。亜鉛不足は、人体に異常を引き起こす可能性があります。世界保健機関(WHO)は、世界の人口の3分の1が亜鉛を欠乏していると推定しています。
身体の成長や、胃腸、免疫機能、抗炎症作用に重要な役割を果たしています。亜鉛が不足すると感染症にかかりやすくなり新型コロナウイ...

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自然妊娠に関する情報 Vol.2

自然妊娠に関する情報 Vol.2 前回の報告の続きの自然妊娠、出産に関する報告をご紹介いたします。 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治 先生の記事からの引用です。 Fertility and sterility, 2022-01, Vol.117 (1), p.53-63 ・喫煙 喫煙は出産に関してはかなり悪影響を及ぼします。 10,928人の喫煙女性と19,128人の非喫煙女性を比較し...

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自然妊娠に関する情報 Vol.1

自然妊娠に関する情報 Vol.1 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 井上治先生の記事からの引用です。 今回は自然妊娠、出産に関する報告をご紹介いたします。 Fertility and sterility, 2022-01, Vol.117 (1), p.53-63 妊娠の可能性は、一般的に避妊しない場合、最初の数ヶ月で最も高く、その後徐々に低下します。約80%のカップルは、妊娠を試み...

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排卵誘発剤と乳がんのリスク

排卵誘発剤と乳がんのリスク 日本生殖医学会認定 生殖医療専門医の渋谷バースクリニック院長 井上治 先生の記事からの引用です。 排卵誘発剤は性腺ホルモンレベルの急速な上昇に伴い、エストロゲン感受性組織、特に乳房組織にこの薬剤の直接的および間接的な影響、乳がんリスクに対する直接的および間接的な影響は不明であり、臨床的にも非常に重要です。 乳がんは女性の8人に1人が罹患しています。未産は乳がんの危険因...

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