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通常、月経は25~38日周期で起こります。
月経周期が、24日以内もしくは39日以上の場合には、月経周期の異常と判断します。
月経周期の異常は以下のように分類されています。
無月経:周期的な月経が起こるべき年齢の女性において月経がない状態のこと
原発性無月経:満18歳を過ぎても初経が起こらないこと
続発性無月経:これまでにあった月経が3か月以上起こらないこと
希発月経:39日~3か月の周期で月経が起こること
頻発月経:24日以内の周期で月経が起こること
無月経とは、周期的な月経が起こるべき年齢の女性において月経がない状態のことを指します。
無月経は、原発性無月経と続発性無月経に分けられます。
原発性無月経は、18歳を過ぎているのに初経がないことを指します。
続発性無月経は、これまで月経があったのに、3か月以上月経がないことを指します。
月経が来ないと言って産婦人科を受診する場合には、大多数の場合には続発性無月経のことが多いと思われます。
ちなみに希発月経は月経周期が39日~3か月であり、無月経ほどは月経周期が長くはないが、月経周期が長いことを指します。
つまり、希発月経と続発性無月経は月経周期の長さの違いであり、似たような状態であることが考えられます。
原発性無月経は、18歳を過ぎているのに初経がないことを指します。
最近では、15歳以上18歳未満で初経が発来していないものを初経遅延と定義して、15歳になっても初経が発来していない場合には医療介入を検討します。
原発性無月経の原因としては、ターナー症候群などの遺伝学的な要因や、膣や子宮の奇形で月経が起こらないといった解剖学的な異常が原因であることが多いと言われています。
ホルモン分泌異常も伴うことが多いので、15歳を過ぎても初経が発来していない場合には、無月経の原因を調べるために婦人科受診をお勧めします。
続発性無月経や希発月経は、ホルモン分泌異常や排卵障害が原因なことが多いです。
生殖年齢期の続発的無月経や希発月経は、不妊症の原因として重要であるばかりでなく、肥満・やせ・内分泌疾患(下垂体疾患、甲状腺疾患、糖尿病)などが原因のこともありますので、慢性的に月経不順がある場合には婦人科を受診して原因を調べたほうが良いかもしれません。
女性のホルモン分泌は以下のように調節されており、これらのどこかで分泌異常が起こると無月経を引き起こします。
希発月経や続発性無月経の原因を調べるためには、このようにホルモン分泌異常がないかどうかを調べる必要があります。
月経異常が原因で産婦人科を受診する際に連続3周期以上記録していると、月経周期や卵胞期・黄体期の長さを評価することができ、診察をスムーズに進めることができますのでおすすめですよ。
希発月経や続発性無月経の原因のひとつとして、多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)があります。
多嚢胞性卵巣症候群は排卵障害を呈する代表的な疾患で、生殖年齢女性の6~10%にみられると言われています。
症状は、月経異常や多毛、肥満などで、排卵障害を呈するため不妊症の原因となります。
臨床所見としては、超音波検査で卵巣の多嚢胞性変化(ネックレスサイン)を認めます。
また、LH(黄体刺激ホルモン)の上昇や、アンドロゲン(男性ホルモン)の上昇を認め、アンドロゲンの上昇により多毛を呈します。
多嚢胞性卵巣症候群の臨床症状は、月経異常や多毛、肥満、排卵障害を呈することによる不妊症と、女性にとっては悩ましい症状が多いです。
このような症状でお悩みの方は、遠慮なくご相談ください。
無月経は、原発性無月経と続発性無月経に分けられます。
原発性無月経の原因は、遺伝学的な要因や解剖学的な異常が原因であることが多いと言われていますので、15歳を過ぎても初経が発来していない場合には、無月経の原因を調べるために婦人科受診をお勧めします。
続発性無月経は、ホルモン分泌異常や排卵障害が原因なことが多いです。不妊症の原因として重要であるばかりでなく、肥満・やせ・内分泌疾患(下垂体疾患、甲状腺疾患、糖尿病)などが原因のこともありますので、慢性的に月経不順がある場合には婦人科を受診して原因を調べたほうが良いでしょう。
続発性無月経の原因のひとつとして、多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)があり、その臨床症状は、月経異常や多毛、肥満、排卵障害を呈することによる不妊症と、女性にとっては悩ましい症状が多いのでこのような症状でお悩みの方は、遠慮なくご相談ください。