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皆様、ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか?
中には10連休という方もいらっしゃるかもしれませんね♪
超大型連休で旅行などを計画されている方も多いと思います。
今回の医療コラムは、”妊娠と旅行について”です。
妊娠中は妊娠していないときと違って無理が効かないため、余裕をもった旅行計画が必要です。
旅行前の妊娠経過が問題なかったとしても、突然旅行先で出血をしたり、おなかが張ったりすることもあります。その場合には、旅行先で医療機関を受診する必要があることもありますので、旅行先の医療機関については調べておいたほうが良いでしょう。
また、旅行に行く前に医師に旅行計画について相談しておくとより安心と思います。
もともと切迫流・早産の徴候がある場合には、旅行自体が好ましくないため、旅行に行く前に必ず相談してくださいね。
一般的に、妊娠12週~28週ころまでは安定期と呼ばれていますが、どの週数でも切迫流・早産のリスクはあるため、実際には安定期というものはありません。
妊娠中は妊娠していないときは異なるために、上に書いたように余裕を持った旅行計画が必要となります。
妊娠中は血液が固まる作用が強くなるため、エコノミークラス症候群のリスクが上がります。
エコノミークラス症候群は熊本地震でも注目されたように、一旦発症してしまうと命に関わります。
長時間同じ体勢を取り続けることでリスクが上がるため、長時間のフライトやドライブの際には十分な水分摂取をすることや、1~2時間毎に休憩や歩行することが予防につながります。
最近、日本国内でも麻疹や風疹が流行っており、それらに感染してしまった場合には赤ちゃんにさまざまな影響が出てしまう可能性があります。妊婦さんは免疫作用が落ちているため、もし感染症にかかってしまった場合には重症化する傾向がありますので、麻疹や風疹だけでなく食中毒などにも要注意です。
また、人ごみのなかでは転倒のリスクもありますので、観光地で人ごみに入るのは避けたほうが良いかもしれません。
海外旅行の場合には、渡航先によっては予防接種が必要な地域もありますが、一部のワクチンでは妊婦には接種できないものもあります。少なくとも予防接種が必要な地域への旅行は避けたほうが良いでしょう。
海外では日本の医療保険は使えないため、すべてが自費診療となります。
海外旅行保険というものもありますが、妊婦は対象外となっているものが多いようです。もし、海外で診察が必要となった場合には高額な請求がくる可能性もありますので注意が必要ですよ(;^_^A
妊娠中は妊娠していないときと違って無理が効かないため、余裕をもった旅行計画が必要です。
旅行先での急変の可能性もありますので、旅行先の医療機関については調べておいたほうが良いでしょう。
長時間同じ体勢を取り続けることでエコノミークラス症候群のリスクが上がるため、長時間のフライトやドライブの際には十分な水分摂取をすることや、1~2時間毎に休憩や歩行することを心掛けてくださいね。
観光地などの人ごみに入ると転倒の可能性や、感染症にかかってしまう可能性もありますので、人ごみは避けたほうが良いでしょう。
また、海外旅行に行かれる場合には、日本の医療保険は海外では使用できないため、高額な請求がくる可能性もありますので、注意が必要です。
以上のようなことに気を付けて、ゆとりのある旅行計画を立てて安全な家族旅行を楽しんでくださいね。